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名古屋大学 学生支援本部
アビリティ支援センター

アビリティ支援センターは、現在、臨床心理士、障害学生支援コーディネーター、事務職員など4名で構成され、本学において障害のある学生と障害のない学生が平等に修学できる環境を整えるために様々な活動を行っています。

室長 工藤晋平(くどうしんぺい)

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特任准教授・臨床心理士
「障害」という言葉は一般に考えられているほど、境界の明確なものではありません。たとえば、もしもメガネの使用が許可されなければ、「障害」を持つ人はたくさんいることになるでしょう。WHO(世界保健機関)は最近、ICF(国際生活機能分類)という枠組みで、健康や障害を3つの水準、心身機能・身体構造の水準(いわゆる疾患や医学的障害)、個人の活動の水準(日常生活での困難)、社会的な参加の水準で考えています。ある人が「障害」を持つかどうかは、周囲の環境との相互作用によって決まる、というのが現在の「障害」像です。 アビリティ支援センターで私たちが取り組もうとしているの、こうした「関係性の調整」です。各学生がどのような困りごとを抱えているか、その生活の質が高まるために学生自身はどのように自分の状態と付き合い、大学はどのような環境整備を行なえば良いか、そうした手助けを行なおうとしています。 自分の力だけではうまくいかない「困りごと」がある時には、相談に来てください。大学が誰にとっても学びの場となるよう、取り組んでいきたいと思います。

井手原千恵(いではらちえ)

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障害者支援専門職・臨床心理士
私はこれまでいくつかの大学でさまざまな背景をもった学生さんの支援を行ってきました。学生さん以外にも、さまざまな価値観を持つ若者から年長者まで、生きづらさをなんとかしたいとやってくる人たちのお手伝いをしてきました。もしかすると、あなたと似ているような困難さを持った人との経験が役立てられるかも知れません。心理カウンセリングや環境調整など、ひとりひとりのニーズに丁寧に応じていきたいと思っています。

山木照子 (やまきてるこ)

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障害学生支援コーディネーター