在学中の学生へ

 名古屋大学では、さまざまな障害を持った学生が学んでいます。全学生のうち約0.5%が障害があると分かっている学生です。
 アビリティ支援センターは障害のために修学上の困難を抱える学生に対して、さまざまな支援を行なっています。

1.名古屋大学のアビリティ支援

 名古屋大学では障害のある学生が障害のない学生と同じように修学の機会が得られるよう、大きく2つの支援を行なっています。1つは修学環境を整える修学支援、もう1つは自分と社会の関係を調整して生活を整えるライフデザイン支援です。
 1つめの修学支援は、障害のあるなしにかかわらず、誰にとっても使いやすいキャンパスを作るユニバーサルデザイン化などの環境整備と、合理的配慮と呼ばれる、修学上の困難に対して障害や困難に応じた個別の調整を行うこと、の2つを含んでいます。これらは、講義、演習、実習など科目の履修に関わることだけではなく、大学で行なわれる講演会や行事などに参加する際に、適切な機会保証や情報保証、補助が得られるような整備を行うことも対象です。
 2つめのライフデザイン支援は、個人の成長と発達を支援するもので、障害があってもなくても、自分がどのような人間であるのか、そのような自分が周囲の環境(他者や社会)とどのような関係を持っているのか、ということを一緒に考える支援です。自己理解を深めること、他者理解を深めること、学ぶ力をつけること、生活する力をつけること、など修学に限定されない、人間としての成長と発達を対象としています。  詳しくは支援のことをご覧ください。
 また、名古屋大学では、就職活動についての個別の支援も行っています。どのように自分の強みと弱みのバランスを取りながらキャリア選択を行なっていくかについて、助言を行なっています。これについてはキャリアサポートセンターをご覧ください。

2.学生の声

 名古屋大学では毎年、20名前後の学生が合理的配慮の提供を受けています。こうした公的な支援を受けてはいないものの、障害を持って、あるいははっきりとした障害ではないものの、修学上の困難を抱えて、何らかの支援を受けている学生もいます。ここでは、そうした学生の声を紹介し、修学に困難を抱えること、それについて支援を受けることが、どういった経験になるかをお伝えしたいと思います。
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(近日公開)